山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

妊娠とワクチン接種

妊娠とワクチン接種

妊婦に対するワクチン接種について、⽇本産婦⼈科感染症学会と⽇本産科婦⼈科学会が1月27日に提言を公表しています。

その中で、COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対する安全性、特に中・⻑期的な副反応、胎 児および出⽣児への安全性は確⽴していないが、感染リスクが⾼い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している⽅は、ワクチン接種を考慮する、としています。ワクチン接種を行う場合も、器官形成期(妊娠12週まで)は避ける、としています。

この提言は、国際誌でも公表されています。


妊娠中に新型コロナウイルスに感染した場合の影響に関しては多くの論文が報告されています。これまでに報告された42論文、計438,548名の妊婦についての情報を収集・統合し、統計的方法を用いて解析した系統的総説(メタアナリシスと呼ばれる)が3月19日に公表されました。

このメタアナリシスによると、妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、子癇前症(妊娠に伴う高血圧や蛋白尿)が約1.3倍、早産が約1.8倍、死産が約2倍、それぞれのリスクが増大しています。また妊婦のICU、および新生児のNICUへの入院リスクが、それぞれ4.8倍と3.7倍増加しています。
さらに新型ウイルスに感染して重症だった妊婦は、軽症だった妊婦に比べて、子癇前症や早産のリスクは約4倍増大していました。

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