山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

ワクチン接種による発熱時の解熱鎮痛剤

ワクチン接種後の解熱鎮痛剤

ワクチン接種後、特に2回目接種後は、多くの人に発熱、頭痛、倦怠感などの全身性副反応が起こります。これはワクチンに対する免疫反応のひとつで、数日で軽快します。ワクチンの効果が低下するのではと、解熱鎮痛剤の使用に不安を持つ人がいるようです。アスピリン、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)ではなく、抗炎症作用の少ないアセトアミノフェン(カロナールやタイレノール)を服用した方が良いという考えもあるようです。

しかし、厚生労働省は解熱鎮痛剤は使用して良いとしています。
ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
またアメリカ疾病対策センター(CDC)は、NSAIDsを含む解熱鎮痛剤を使用して良いとしています。
Possible Side Effects After Getting a COVID-19 Vaccine | CDC
さらにファイザー社が行った大規模臨床試験では、多くの被検者がNSAIDs等の解熱鎮痛剤を使用していました。
Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine | NEJM
(以下、論文のResult内の記載)
Younger vaccine recipients were more likely to use antipyretic or pain medication (28% after dose 1; 45% after dose 2) than older vaccine recipients (20% after dose 1; 38% after dose 2), and placebo recipients were less likely (10 to 14%) than vaccine recipients to use the medications, regardless of age or dose. 

他の理由でNSAIDやアセトアミノフェンの使用を禁じられている人以外は、ワクチン接種後に発熱等が生じた場合、必要に応じてNSAIDsを含む解熱鎮痛剤は使用可能です。


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