山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

アメリカの状況

川崎病に似た全身性炎症疾患が小児に急増

ロンドンで新型コロナウイルス感染が関係していると思われる川崎病様の全身性炎症疾患が小児にみられるという論文があったが、同様のケースがニューヨーク州でも急増している。5月13名現在で110名の患者が確認されている。年齢は5歳から14歳が半分以上を占めるが、0歳から21歳まで幅広く確認されている。人種は白人25%、黒人23%、アジア3%、その他20%、不明31%である。60%はPCRでウイルスが陽性、40%は抗体検査で陽性、14%はPCR・抗体の両方が陽性であった。
https://coronavirus.health.ny.gov/childhood-inflammatory-disease-related-covid-19

アメリカFDAが緊急承認した抗体検査の13キットの性能

FDAの公開データ
抗体検査などの検査においては感度と特異度が重要である。感度は新型コロナウイルスに感染した人のうち、抗体陽性と判定される割合である。FDAが承認した13キットの感度は最低が85.4%、最高が100%である。一方、特異度は感染していない人のうち、抗体陰性と判定される割合で、最低は94.4%、最高は100%であった。これらは各企業が提出した比較的少ないデータに基づく値でであり、さらなる検証が必要である。感染が広がっていない地域においては、特異度が95%程度であっても、影響が大きい。例えば実際には100名中誰も感染していない場合、特異度95%の抗体検査を行うと、5名が陽性と判定されてしまう。

アメリカの死亡者数と医療体制の予想

Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)による予測
自宅待機、学校閉鎖、非必須経済活動停止、旅行の厳格制限

この4つの(もしくは3つ)の対策を4か月間続けたと仮定しての予測。
4月15日ごろがピークで一日に2千人以上、合計で8万人が亡くなると予測している。
予測の方法については”科学論文で学ぶ”に記載。
IHMEはビル&メリンダ・ゲイツ財団により創設された、公衆衛生上必要となる統計を解析する独立機関。


https://covid19.healthdata.org/projections
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