山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

日本の状況

重症者数から見る緊急事態制限解除のタイミング(2021年2月5日)

検査数が少ない日本では、陽性者数だけで判断すると状況を見誤る恐れがあります。ECMOnetが公表している人工呼吸器装着者数(重症者数)は、重要な指標です。昨年4月から5月の緊急事態宣言は、人工呼吸器装着者数がピーク時の半数程度に減少した段階で解除されました。今回の緊急事態宣言では、人工呼吸器装着者数は高い状況が続いています。医療ひっ迫の状況は変わっていません。

COVID-19 重症患者状況 (ecmonet.jp)
図1 東京と大阪の人工呼吸器装着数

京都・大阪・滋賀におけるウイルス遺伝子の変異解析(2021年2月2日)

京大附属病院・長尾美紀教授や松村准教授たちのグループが京都を中心とした関西圏の検体のゲノム解析を行い、結果を公表されています。iPS細胞研究財団もお手伝いしています。これまでのところ、イギリス型、南アフリカ型、ブラジル型の変異は同定されていません。

SARS-CoV-2ゲノム解析 | 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) | 京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学 (kyoto-u.ac.jp)

接触確認アプリ(COCOA)を活用しよう!(6月22日)

厚労省が接触確認アプリをリリースしました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
感染者をいち早く同定することは、経済社会への影響を最小限にする上で非常に重要です。
他のアジア諸国で用いられているアプリ(GPS機能を用いて、個人の行動履歴を国家が管理する)ものとは全く違います。Bluetooth機能によるスマートフォン同士の近接履歴がスマートフォンにのみ記憶され、国などに情報が伝わることはありませんし、行動履歴などの個人情報は残りません。自分が感染者と接触があった場合に通知されますが、それがいつ、誰であったかは通知されません。多くの人が社会貢献として利用されることを切に願います。
私も2台のスマホで利用を開始しました。Playストアでも、Apple Storeでも”COCOA”で検索しても発見できず、アプリを探すのに少し苦労しました。また”国が違う目的に利用するのでは”とか”個人情報が残るのは嫌”といった誤解も多いように思います。より積極的な広報が必要と思います。
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