山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト

COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト

本プロジェクトは内閣官房による国プロジェクトであり、AI等技術を活用したシミュレーションにより、感染防止と経済活動の両立への貢献を目指しています。
私は、黒川清先生、永井良三先生、安西祐一郎先生と共にアドバイザリーボードに参画しています。
多くの研究者が参画しており、その成果が随時、公表されています。

7月から8月にかけて猛威を振るったデルタ変異ウイルスによる第5波ですが、8月中旬以降、急速に感染者が減少しました。スマートフォンの位置情報を利用したGoogleの人流解析によると、この期間に発出された4回目の緊急事態宣言の人流抑制に対する効果は、3回目までに比べると限定的でした。
しかし、東京大学の豊田正史先生たちのグループによるNTTデータから提供されたTwitter情報の解析によると、人流解析だけでは見えてこない要因が見えてきます。同解析では、感染拡大のリスクと考えられる「飲み会」、「カラオケ」、「忘年会」、「花見」などのツイート数と感染者数の関係を調べています。昨年末から今年1月にかけての第3波の前には「忘年会」や「飲み会」、今年5月から6月の第4波の前には「花見」、そして第5波の前には「カラオケ」のツイート数が急増したことがわかります。8月以降は、「カラオケ」や「飲み会」のツイート数が大幅に減少しました。
感染者が急減した一因は、もちろんワクチン接種の拡大と考えられますが、それに加えて、国民の賢明な行動も要因であったことが推察されます。

図 リスク行動関連ツイート数と陽性者数の関係
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