変異株によって異なる嗅覚・味覚障害の頻度(2022年8月14日)
新型コロナウイルス感染症の特徴的な症状として、軽症者における嗅覚や味覚の障害が知られています。数カ月間続くこともあり、後遺症の一つでもあります。ブラジルの首都、リオデジャネイロで行われた調査によると、嗅覚・味覚障害の発生頻度は、ウイルスの変異に伴い大きく異なることが示されています。これによると従来株では50%以上の陽性者で嗅覚・味覚障害が認められたのに対して、オミクロン株では5%程度と、約10分の1に減少していることがわかります(表)