山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

アメリカ合衆国

アメリカ:成人の8割が抗体を保有も感染は続く(2021年9月4日)

アメリカは自国の企業がmRNAワクチンの開発に成功したこともあり、世界に先駆けて昨年12月にワクチン接種を開始しました(図1)
9月2日に公表された米国医師会誌の論文によると、ワクチン接種と自然感染により成人の約80%が新型コロナウイルスに対する抗体を有していると推定されています。この論文のもう一つの重要なポイントは、アメリカの感染者数は、報告数の2倍と推定していることです。
一方で、アメリカの人口当たりの感染者数(図3)や死者数(図4)は、日本を大きく上回っています。
デルタ変異ウイルスに関しては、集団免疫の獲得は一筋縄ではいかないようです。

出典
図1,3,4 Our World in Data
図2 JAMA

図1 アメリカと日本のワクチン接種状況
図2 アメリカ献血検体における抗体陽性率
図3 アメリカと日本の人口当たり感染者数
図4 アメリカと日本の人口当たり死者数

アメリカ合衆国の状況(2021年7月22日)

アメリカ合衆国は、今年1月頃よりいち早くワクチン接種を開始し、最大で1日に400万回の接種を行いました。全国民の半分以上が少なくとも1回のワクチン接種を済ませています。
そのため、感染者数や死者数は大幅に減少していましたが、7月になり徐々に増加傾向にあります(図1)。
アメリカ合衆国でもデルタ変異ウイルスが主流となりました(図2)。地域ごとにみても、アメリカ全土でデルタ変異が多くなっています(図3)。

図の出典
COVID Data Tracker Weekly Review | CDC

図1 アメリカの感染者と死者数の推移
図2 アメリカのおける変異ウイルスの推移
図3 アメリカ地域ごとの変異ウイルスの推移
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