一日も早い収束を願っています
7月16日
感染者の増加が続き、残念ながら第2波と呼ばざるを得ない状況となってきました。第1波とは異なり、感染者の多くは若者で、重症者も限られています。しかし、感染拡大の傾向を止めなければ、感染者が高齢者に広がり医療現場への負担が急増する可能性があります。感染を抑えながら社会経済を動かすという非常に難しいかじ取りが求められています。しかし今は、感染阻止の方向にかじを切る必要があるのではないでしょうか。
7月2日
緊急事態宣言後、いったんは減少していた感染者数が再び増加しています。今、私達が見ているデータは、約2週間前の状況を反映しています。今のところは感染者の多くは軽症者で医療現場への負担も少ないようです。しかし、この2週間で私たちの行動がさらに緩和しているとすれば、さらに感染者が増えてしまうかもしれません。自分を、周囲の大切な人を、そして社会を守るため、自分たちの行動を見つめなおす必要があります。
5月26日
緊急事態宣言が全国で解除されました。東京でも一日の感染者は一桁となり、関西ではゼロの日も多くなっています。国民それぞれの努力の成果です。しかしウイルスが消失したわけではありません。油断するとすぐに勢いを取り戻します。今はまだ青信号の状態ではなく、黄色の点滅信号、すなわち注意して進め、の状態です。ウイルスへの対策はこれからが本番です。賢い行動を粘り強く続け、ウイルスとの共存を図りましょう。
4月3日
感染者の急増で医療現場に負担がかかっています。私達は普段、社会に守られています。社会を支える人々に守られています。医療、介護、物量、公共交通などを担うエッセンシャルワーカーの方々です。これらの方々は、感染の恐怖と戦いながら社会を支えておられます。今、私たちに出来ることは、ステイホームを出来るだけ実践し、感染拡大にブレーキをかけることです。国や自治体からの指示を待つことなく、自ら賢く行動し、社会を守る必要があります。
3月26日
例年より早いですが、桜の開花が進んでいます。いよいよ春ですね。
皆さんにお願いがあります。今年のお花見は、人混みは避け、近くで咲いている桜の周りを散歩するだけにしてください。
多くの人が集まり、座り込んで宴会したりするのは、屋外であっても飛沫や接触感染のリスクがあります。ウイルスはすぐそこにいるかもしれません。感染すると、自分は大丈夫でも、周囲に広がって、リスクの高い方には生命の脅威となります。
桜は来年も必ず帰ってきます。もし人の命が奪われたら、二度と帰ってきません。1人1人が油断せず、万全の対策を取って頂きますよう、お願いいたします。(研究所における所長便りより抜粋)
3月14日
春の高校野球の中止が決まりました。出場が決まっていた選手達が「夏を目指します」と気丈に話す姿に、心を打たれました。中止の理由は選手の安全を守るため、と報道されています。しかし、もしこの世の中に高校生しかいなかったら、新型コロナウイルスによって甲子園や高校総体が中止されることは無かったと思います。このホームページでは、新型コロナウイルスが、季節性のインフルエンザなどこれまでの感染症とどう違うのかを、お伝えしていきたいと思っています。
新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。1年は続く可能性のある長いマラソンです。自分を守るため、大切な人を守るため、そして社会を守るため、一人一人が賢い行動を我慢強く続ける必要があります。